大腸ポリープは、ほっておくとがんに移行することがあり、治療を必要とします。小さいポリープはその場で切除可能です。大きな病変は高次医療機関へ紹介させていただきます。所用時間は15分から30分程度です。
検査前に下剤を服用し、大腸を空にします。自宅での処置が心配な方は、院内下剤のための個室を準備しています。
大腸に入れた空気で腹部が張りますので、当院では吸収のはやい炭酸ガスを使用し、検査を楽にうけれるように配慮しています。
当日は朝糖尿病薬は中止してください。血液をサラサラにするお薬を内服している方は、事前に相談させていただきます。
平日に検査が難しい方には、土日検査に対応しています。検査前に一度診察し、説明と下剤の処方をさせていただきます。
前日の食事は21時までにしていただき、消化の良いものにしてください。当日は検査終了まで食事はとれません。水分は可能です。薬は、検査の3時間前までに内服してください。
検査の4~5時間前に下剤を開始してください。下剤は2時間程度かけて飲んでください。下剤の効果は約3~4時間です。鎮静剤を使用する方は、自動車、バイク、自転車の運転は当日できません。公共交通機関の使用をお願い致します。病理検査をした場合、結果は2週間程度かかります。ポリープを切除した方は、1週間程度激しい運動を控え、消化の良いものをたべてください。
【検査費用】
大腸内視鏡 観察のみ
1割負担 約1,600円
3割負担 約4,800円
大腸内視鏡 病理検査
1割負担 約3,000円から5,500円
3割負担 約9,000円から16,500円
大腸ポリープ切除
1割負担 約6,500円から9,000円
3割負担 約19,500円から27,000円
※治療内容により、費用は変わります。
肛門から挿入する内視鏡で、直腸から盲腸、大腸全域を検査します。検査のために大腸の中を下剤を使って空にする必要があります。
|検査前日の過ごし方夕食は21時までに消化の良いものを食べてください。野菜、果物、豆、きのこ類は避けましょう。消化されにくいものを食べると、正確な診断ができない場合があります。21時までに下剤の薬をコップ半分から1杯に入れて全部飲んでください。
|検査当日の過ごし方【自宅】朝食はとらないでください。糖尿病薬は中止、血液をサラサラにするお薬を内服している場合は、事前に医師へ伝え、医師の指示に従ってください。着替えやすい服装でお越しください。
・ご自宅で飲む場合検査の4~5時間前に大腸をきれいにする下剤を飲み始めてください。下剤は2時間程度かけて、何回かに分けて2リットル程度飲みます。下剤の効果は約3~4時間です。効果が出てくると便がたくさん出ます。便が薄く黄色から透明になったら検査ができます。
・院内で飲む場合8時30頃クリニックに来てください。お部屋で大腸をきれいにする下剤を飲み始めます。下剤は2時間程度かけて、何回かに分けて2リットル程度飲みます。下剤の効果は約3~4時間です。効果が出てくると便がたくさん出ます。便が薄く黄色から透明になったら検査ができます。
【クリニック】
|検査準備クリニックに着いたら検査の準備を進めていきます。まず、荷物、上着は更衣室のロッカーにしまってください。義歯やメガネは外してください。口紅はとってください。検査着に着替えてください。次に、椅子に座って麻酔のアレルギーの有無や鎮静剤を使用するか確認します。
|検査台に移動します検査台の上に左向きに横になります。血圧計を腕に、酸素の値を測る機械を指につけます。鎮静剤をご希望の方は、点滴を入れます。
|検査開始検査が始まります。肛門からカメラを挿入します。検査中は力を抜いて楽にしてください。医師が腸の中を隅々まで観察します。検査は数十分程度で終了します。(検査時間は人によって異なります。)
|検査終了鎮静剤を使用した方は30分から1時間程度、リカバリールームで横になって休んでいただきます。気分が悪いときや、体に異変を感じたときはすぐに医師や看護師に伝えてください。荷物をとって身支度をしていただきます。準備ができたら診察室にご案内します。
|検査結果の説明撮影した画面を見ながら検査の結果を聞きます。生検や、ポリープを切除した場合、後日結果を聞きにきていただきます。
検査おつかれさまでした。お気をつけてお帰りください。
|検査後の注意事項お腹が張ってくるのでオナラをたくさん出してください。便に少量の血が混じる場合があります。生検した場合、激しい運動は控えてください。
ポリープを切除した場合、当日は入浴を控えてシャワーにしてください。検査後1週間程度は消化の良い物を食べてください。またアルコールや旅行は控えてください。鎮静剤を使用した方は検査当日、車の運転は控えてください。
気になることや困ったことがあれば、いつでもクリニックにご相談ください。