胃カメラ検査
当院では、内視鏡経験豊富な医師が検査を行なっています。
胃カメラ検査では、鼻や口から内視鏡を挿入し、食道から胃、十二指腸までの粘膜を観察し、炎症や出血、ポリープ、悪性腫瘍などの診断をします。
検査時間は5分から10分です。ポリープなどを認めた場合、組織を生検し、病理検査を顕微鏡で行います。
当院では経鼻内視鏡を準備しており、検査が大変と感じる方には、鎮静剤の使用も可能です。
細いカメラですので、鎮静剤なしでも苦痛は少なくなっています。
心窩部痛、食欲不振、つかえ感、黒色便、胸焼け、体重減少、ピロリ菌精査、貧血、健診異常などの症状があれば、検査をお勧めします。
当院では、より多くの方に検査をうけていただくために、土曜日、日曜日も検査に対応しています。
検査前日の食事は、21時までに済ませ、おかゆなど消化の良いものにしてください。
検査当日は食事をせず、水分は2時間前まで摂取可能です。
朝のくすりは6時ごろ内服してください。
糖尿病薬は中止、血液をさらさらにするお薬を内服している場合は、お知らせください。
既往歴、服用歴、アレルギーもお知らせください。
検査前に胃の泡を消す薬、麻酔をします。
鎮静剤を使用する方は、点滴をとります。
検査後、鎮静剤を使用した方は、30分から1時間休憩してから説明となります。
細胞の検査を行った場合は、後日結果をお話しします。
検査費用のみ
胃カメラ 観察のみ
1割負担 約1,200円
3割負担 約3,500円
胃カメラ 病理検査
1割負担 約3,000から4,000円
3割負担 約9,000円から12,000円
※診療内容により、費用は変わります。
当院では胃カメラと大腸カメラを同日に行うことができます。
患者様の負担が軽減できます。
また、胃カメラは8時30分から実施することができます。
ご希望の方はクリニックにお問合わせください。
胃カメラ検査『上部内視鏡検査』の流れ
食道、胃、十二指腸などの上部消化管を検査します。
検査前日の過ごし方
食事は21時までにすませてください。
検査当日の過ごし方
自宅
朝食はとらないでください。
飲み物は検査の2時間前までお茶、お水は飲んで大丈夫です。
朝のくすりは6時ごろ内服してください。
糖尿病薬は中止、血液をさらさらにするお薬を内服している場合は、事前に医師へ伝え、医師の指示に従ってください。
服装の指定は特にありません。
クリニック
検査準備
クリニックに着いたら検査の準備を進めていきます。
まず、荷物、上着は更衣室のロッカーにしまってください。
義歯やメガネは外してください。
口紅はとってください。
次に、椅子に座って麻酔のアレルギーの有無や鎮静剤を使用するか確認します。
そして、白い液体の薬を飲みます。
これは、胃の中をきれいにする消泡剤です。
鼻からカメラを挿入する場合
どちらの鼻の通りがよいかお聞きします。
鼻血が出ないよう、選んだ鼻にごく少量の薬を注入します。
続けて、鼻にドロっとした麻酔の液体の薬を注入します。
どちらも、鼻から口に垂れ込んできて嫌だったらティッシュに出してかまいません。
飲み込んでも体に異常はありません。
口からカメラを挿入する場合
麻酔の氷をなめてもらいます。
薬が入れ終わったら、検査台に移動します。
検査台の上に左向きに横になります。
血圧計を腕に、酸素の値を測る機械を指につけます。
鎮静剤をご希望の方は、点滴を入れます。
検査開始
検査が始まります。
鼻からカメラを挿入する場合
鼻から内視鏡を挿入します。
口からカメラを挿入する場合
口の中に麻酔のスプレーをかけます。
マウスピースを口にくわえます。
マウスピースを通して内視鏡を挿入します。
唾液はそのまま外に出して大丈夫です。
検査中は力を抜いて楽にしてください。
医師がお腹の中を隅々まで観察します。
検査は5~15分程度で終了します。
検査終了
鎮静剤を使用した方は30分から1時間程度、リカバリールームで横になって休んでいただきます。
気分が悪いときや、体に異変を感じたときはすぐに医師や看護師に伝えてください。
十分休み終えたら荷物をとって身支度をしていただきます。
準備ができたら診察室にご案内します。
検査結果の説明
撮影した画面を見ながら検査の結果を聞きます。
生検をした場合、後日結果を聞きにきていただきます。
検査おつかれさまでした。
お気をつけてお帰りください。
検査後の注意事項
水を飲んで、むせなければ飲食して問題ありません。
生検した場合、激しい運動は控えてください。
検査当日から翌日まで、消化の良い物を食べて、アルコールは控えてください。
鎮静剤を使用した方は検査当日、車の運転は控えてください。
