胃ポリープ
胃ポリープとは、胃の粘膜上皮に局所的に隆起した病変です。ポリープには最も多い過形成ポリープをはじめ、胃底腺ポリープ、特殊なポリープとして腺腫、家族性大腸腺腫症などがあります。
内視鏡検査でポリープの観察を行います。場合により生検(組織を採取して病理検査をする)をして、ポリープの詳細な情報を得ます。
〈症状〉
一般に無症状です。
胃もたれや不快感、食欲不振などの症状がみられることがありますが、多くは同時に発症している慢性胃炎(胃もたれ、胃痛、食欲低下など)によるものです。
〈治療〉
ポリープによって半年~1年に1回の検査で経過観察します。大きなもの(2センチ以上)や、がんとの識別がはっきりしないものは、内視鏡的治療により、粘膜の切除をします。