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胆石症

胆石症とは

胆石とは、胆汁の通り道である胆道系のどこかに生じる石です。胆石をもつ人は症状の有無に関わらず、胆石症と診断されます。多くの人は、健康診断などで偶然に見つかって何事もなく経過しますが、一部の人には症状や合併症が起こることがあります。胆石症で最も多いのは、主成分がコレステロールでできているコレステロール結石が胆のう結石として発生します。

症状

胆のう結石をもつ人の症状の出方の仕組みを説明します。まず、脂質の多い食事を食べ、十二指腸に到達すると細胞からホルモンが分泌されて胆のう収縮が起こります。これによって胆のう内部に浮かんでいた胆石が胆のう頸部や胆のう管にはまりこんで引っかかることで胆のうから胆汁が出ていけなくなり、ますます収縮が強まって右季肋部の痛み、右背部から右肩への痛み、悪心・嘔吐などの症状が現れます。これは胆石発作といい、ある程度の時間が続くと胆石が胆のう内部に戻るため症状はおさまります。

原因

食生活の欧米化や肥満、ストレスなどが原因の一つと考えられています。

検査

腹部超音波検査、胆道系を観察できるMRCPやERCPなどもあります。

治療

無症状の胆のう結石症は経過観察で十分ですが、症状がある場合は何らかの方法で結石の除去が必要となります。治療には手術や内視鏡的治療などがあります。

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